踊るひきこもり

からだとこころについての備忘録

自分の意思で動く

背のびをするために両手を上にあげる、ベッドで横に寝返る、椅子に座りながらお尻を持ち上あげる。こんなちょっとした些細な動きでも自分の意思で動くのと他人に動かしてもらうのでは想像以上に私達の脳や神経の働きには違いがある。

怪我も病気もなく、健康に日常生活を送れている時には気がつかない。それほど私達の身体は自然に動いてくれているのだ。今まで普通にできていたことができなくなって、はじめて私達は自分の意思で身体を動かすまでにはいくつもの複雑なメカニズムが働いていたことを知るようになる。

 引きこもりがちの人は、どうしても自分の身体や健康のことは二の次になってしまいやすい。動かないなら身体への負担は少なくなって問題ないのでは?多分そう考える人も結構いると思う。実は身体のコンディショニングを整えるのに、適度なストレス(運動)は不可欠なのだ。自分で動かそうとしないと、身体を動かすメカニズムが衰えていき少しずつ身体のあちこちが硬くなり柔軟性が失われていってしまう。

ラジオ体操でも、散歩でも、自分の意思で身体を動かす習慣はとても大切です。