「今ここにある危機とぼくの好感度について」
NHK総合 ドラマ 土曜日21時~
「今ここにある危機とぼくの好感度について」
https://www.nhk.jp/p/ts/J94YJZG3V6/episode/te/V8L6Y5PRR5/
とうとう今夜が最終回
大好きな渡辺あやさんのオリジナル脚本
役者も、演出も、音楽も、ロケーションも、全てに惹きつけられる良質なドラマです
今の日本が抱える問題を、毎回毎回私たち視聴者に容赦なく突きつけてくる
しかも軽快にコミカルに、ちょっと切ないシーンなんかもあったりして
さすがの渡辺あやさん、信用できる表現者です
これもあやさんのオリジナル脚本の自主映画
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映画「逆光」公式 クラウドファンディング実施中‼︎さん (@gyakkofilm) / Twitter
外見はとても柔和でほんわかしているのに、カッコよすぎます
こちらはもう不朽の名作といっていいのでは、、、
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動く楽しさとは?⑧
動く楽しさの3つのポイントお伝えしてきました。
① 動きに注意を向ける
② 重さを利用する
③ 8の字に動く
この3つのポイントさえわかってしまえば、普段の生活のちょっとした動きにも、応用することができると思います。
そして、動く楽しさに興味をもたれた方に、是非オススメしたいものがあります。
それは、私が「動き」に興味を持ち、3つのポイントに辿り着くきっかけにもなった「バリ舞踊」です。「バリ舞踊」といいましたが、動く楽しさを感じるには、型(=振り)ができればいいわけです。パフォーマンスを求めているわけではないので、踊りの演目を覚える必要は特にありません。
「自由と型」
自由に動けといわれて、さっと動けるのは実は子供くらいなのではないでしょうか?それほど私達のからだは意識に囚われた不自由な身でもあるのです。
そこで重宝するのか型です。型があった方が、迷いがなく安心して動けたりするものです。お手本があることで、動きへの注意も向きやすいです。
自分が好きな型だからこそ、身につけたい、上達したいと思うのです。嫌いだったり苦手な型を習うことほど苦痛なことはありません。是非、自分の好きな型を見つけて、動く楽しさを味わってもらえたらと思います。
「バリ舞踊の型」に興味をもたれた方がいましたら、是非こちらもご覧下さい。
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動く楽しさとは?⑦
動く楽しさを知るためのポイント
③ 8の字に動かす
私たちのからだは、骨同士が関節を作り、関節の周りには腱や筋肉がつき、さらには筋膜が筋とその他の器官を結合させています。
リハビリの臨床では、腰の痛みの原因が膝裏の硬くて伸びにくくなった筋肉にあった、ということがよくあります。痛みを感じる部分だけではなく、からだ全体をみることの必要性を常に感じています。
しかし、からだの繋がりといっても、普通に手足を曲げ伸ばしするだけではなかなかわかりにくいのではないでしょうか?
そこでオススメなのが、8の字を描くように動いてみることです。
実際にやってみるとわかるのですが、8の字を描くように動くには、関節を曲げ伸ばしするだけではなく、回す・捻る・押す・引くといった動きも必要となり、3次元のとても複雑な動きになります。そして、この複雑さが多くの筋肉を動かしている証でもあります。
感覚を使って、動きの始まりから終わりまでを、その動きがどのよう連鎖していくのか、ずっとスキャンしていきましょう。8の字の動きは、普段の生活の中にもたくさんみられます。ちょっとした工夫で、私たちはいつでもからだの繋がりを感じることができるのです。
動く楽しさとは?⑥
「姿勢バランスを崩す」
そもそも、私たち人間のからだには「バランス反応」という機能が備わっています。
不意にバランスを崩し倒れそうになったとき、頭や首・体幹・手足が咄嗟に動いて、からだを危険から防いでくれるのです。
例えば、突然後ろから背中を押されたとき、自分で「足や手を動かさなくては!」と意識しなくても、自然にどちらかの足が前に出たり、両腕を大きく広げて前方に転ばないようにしてますよね。これは、バランス反応が働いているおかげなんです。
普通に2本足でまっすぐ立っている姿を想像して下さい。バランスがとれている(重さの釣り合いがとれている)ので意識して動かなければ不動の状態です。
重さの釣り合いがとれて安定している場合、そのバランスを崩すには、まず崩したい部分の力を抜いて、その部分の重さを感じとるようにします。
と同時に、別の部分に力をいれてからだを支えてあげます。
A 力を抜く(重さを感じる)→動きが生まれる
B 力を入れる(重力に抗う力)→安定させる
右腕を動かしたい場合
A 右腕の力を抜いて右腕の重みを感じます
B (主に)右足は膝を曲げ力を入れて支えます
そのまま重さを感じていると、自然に右腕に重力による動きが生まれてきます。
前後左右・回旋などの方向づけは、意識するだけで動きが変化します。
慣れない内は、最初に少しだけ力をいれて動きのきっかけを作って下さい。あとは惰性で動き出します。
左腕を動かしたい場合
A 左腕の力を抜いて、左腕の重みを感じます
B (主に)左足は膝を曲げ力を入れて支えます
このような動きを左右交互に繰り返します。体重移動をスムーズに行い、肩甲骨や骨盤、手足の動きも連動させていくと、だんだん踊っているような感じになっていきます。実際、民俗(族)舞踊などは、こういう自然な動きをヒントにしているものが多いのではないでしょうか。
バランスがとれている中で バランスを崩すこと
バランスが崩れている中で バランスをとること
動きとは この多重構造の連続である
(野口三千三)
動く楽しさとは?⑤
動く楽しさを知るためのポイント
② 重さを利用する
動くために、筋力ではなく重さを利用してみます。
もちろん、これは筋肉をまったく使わないということではありません。
私たち人間は生まれてから、寝返り→お座り→ハイハイ→立ち上がり→歩行 といった発達をしてきます。座ったり、立ったりする姿勢を「抗重力姿勢」といい、その姿勢を維持するために働く筋を「抗重力筋」といいます。
座ったり立ったりしながらからだを動かすには、これらの筋群に重力に抗うだけの筋力が必要です。では、普通に立っている姿勢から、筋力ではなく重さで動くにはどうしたらいいのでしょうか?
それは「姿勢バランスを崩す」ことです。
動く楽しさとは?④
動きに注意を向けるには、感覚をスポットライト代わりに使います。
私たちのからだには、環境の変化を認識するための感覚が備わっています。
その中でも、動きに関して重要な感覚は深部感覚(固有受容覚ともいいます)です。
深部感覚は、皮膚や粘膜よりも深部に存在する筋・腱・関節・骨膜などにある受容器によって起こります。
3つの深部感覚
※位置覚→身体の各部位の位置関係を知る感覚
※運動覚→運動方向と速度を知る感覚
※圧覚・振動覚→身体に加わる抵抗(圧迫や振動)を知る感覚
私たちは深部感覚によって、眼を閉じていても手の位置や曲がりぐあい、動きの速さや抵抗感などを感じとることができます。特に意識をしなくても、からだの中では深部感覚が私たちの動きの調整をしてくれているのです。
腕を上にあげる動きに注意を向けたいと思ったら、漠然と腕があがるのを意識するのではなく、腕をあげるのに働く関節や筋肉の深部感覚を感じることが大切になってきます。
動く楽しさとは?③
私たちが動きを細かく丁寧にみるためには、一体どうしたらいいのでしょう。
いくつかのポイントあるので、1つずつ説明していきたいと思います。
動く楽しさを知るポイント
① からだに注意を向ける。
ここでポイントなのは「意識」ではなく「注意」を向けるということです。
ところで、注意と意識の違いってなんでしょうか?
注意とは、たくさんある情報の中から、ある情報を選択することです。
意識とは、自分の状態や周囲の状況などを感知している心の状態を指します。
例えば、真っ暗な舞台に色々な種類の果物が置いてあるとします。
リンゴに注意を向けるとは、リンゴにスポットライト当てることをいいます。
リンゴを意識するとは、リンゴのもつ色々な情報をもとに、心がリンゴのことを感知している状態のことを指します。この時、リンゴにスポットライトが当たっているかいないかは問題ではありません。
からだに注意を向けるとき、スポットライトの代わりとなるのが「感覚」です。
次回は、私たちの「感覚」についてお話ししたいと思います。